卒業生インタビュー『三人姉妹』に向けて#4

今回は卒業発表会を間近に控えた研修科二年生(60期)のインタビュー第4弾です。

「アンドレイ(A)役、稲岡良純」「ナターシャ(A)役、田尻祥子」「オリガ(A)役、村田詩織」にお話を伺いました。

(写真左から稲岡良純田尻祥子村田詩織


① 『三人姉妹』について

―卒業発表会『三人姉妹』の作品や自身の役についての印象を教えて下さい。


村田:私は、バカみたいだなと思って最初読んでた(笑)。去年の59期さんの卒業発表会(研修科59期卒業発表会『三人姉妹』)に参加させて頂いた時はアンフィーサ役で、第三者の視点で三人姉妹を見るような所が多かったので、どっちかっていうと「ぐちぐち言ってないでモスクワ行きゃいいじゃん」みたいな印象が強かったんだけど。

でも、一年経って改めて『三人姉妹』やるってなって台本を読んだ時に、前回よりも「なんか分かるな」って部分が多くなったように感じてます。オリガに関して言うと、去年は仕事に行きたくない気持ちにめちゃくちゃ共感できるぐらいだったけど、今回は「自分が家族を守らなければいけない」っていう責任感とか、でも別にそういうことをしたい人では無いんだろうな…とか、共感できるポイントが増えていて。それは前回からの一年間で、自分の中である種の変化があったのかな?って凄い感じながら読んでました。


―ありがとうございます。稲岡さんはいかがですか?


稲岡:昨年の59期さんの『三人姉妹』では60歳のチェブティーキンを演りまして、今回は20代のアンドレイっていう役をやるんですけど。僕は本科でも研修科でも、自分よりだいぶ年上の役をやることが多かったので、今回みたいに自分の年齢に近い役をやることがこれまであんまり無かったんですね。

その分アンドレイっていう役が抱えてる悩みとか、辛いと思ってることに「あー分かる!」って共感する部分は多いんですけど、だからといってそれがすんなり表現に繋がるかというと、全然違う話で…。分かるんだけど、俳優として表現できてないなっていうもどかしさを日々感じております。

でもアンドレイよりも、去年チェブティーキンをやった時の方が、60歳の軍医が抱える深い闇みたいなものを想像するのが難しくて。今思うと手も足も出てなかったなって感じだったので、今回は卒業公演だしなんとか手ぐらいは出したいなって思ってます。


一同:(笑い)


―ありがとうございます。『三人姉妹』っていう作品は好きですか?


稲岡:あー!そうですね、好きです!


一同:(笑い)

稲岡良純

―ありがとうございます。では、最後に田尻さんお願いします。


田尻:私は去年出演していなくて、お客さんとして2人(稲岡・村田)が出ている『三人姉妹』を観たんですけど、「難しいなぁ」と思って。でもこの人ってこういう人なのかな?とか、こういう事なのかな?っていう個々の魅力だけは印象に残ってて。

もう一回『三人姉妹』やりますっていうのを聞いた時は「やってやんよ」みたいな気持ちが一番だったかな〜。


一同:(笑い)


田尻:ナターシャに関しては、去年観た印象は、爆弾を落とすだけ落として三人姉妹をボッコボコにするみたいな、ある種の芝居のアクセントだと思ってた。

分かりやすい悪だなって思ってたんだけど、いざ読んでみると、やっぱり客観的に見て悪者とされる人にも正義があって、主義主張があって、それが周囲に共感されないから仕方なく悪いってなってるだけだよねって感じたかな。

だから、ナターシャは「癖の強い邪魔な女」っていうよりかは「民衆に共感されない『布引けい』(『女の一生』より)」だなって。


村田:確かに(笑)


田尻:ロシア版「布引けい」だと思って自己肯定感を高めてやっていきたいです。



② 演劇、文学座との出会い

―演劇を始めた理由と、文学座を選んだ理由について教えて下さい。


稲岡:初めて演劇面白いなって思ったのは、高校二年生の時にWOWOWで三谷幸喜さんの『コンフィダント・絆』っていうお芝居を観た時です。それまでは映画はいっぱい観てたけど演劇は観たことが無くて。映像だったけど初めて演劇を観て、「舞台上に生きた人たちがいてちゃんと会話してる…」みたいなのを感じて、演劇も面白いなって思ったわけです。そこから上京して大学に入学した時、たまたま演劇サークルのチラシを貰って、そういえば前に観た時面白かったなっていうので、そこに入って4年間続けて。

俺何やってもあんまり真剣に取り組めなかったんだけど、部活も勉強もすぐ嫌だなぁって思っちゃうから。でも演劇は真面目に取り組めるな、続けたいなと思って文学座の研究所を受けようって思った感じですかね。


―ちなみに、文学座を選んだ理由はありますか?


稲岡:お芝居を続けていきたいって思った時に、サークルで4年間やったけど基本的な知識とか技術とか何もないから、このまま色々オーディション受けて芝居を仕事にしていくのはちょっと不安で。一回ちゃんとした教育を受けたいなと思って劇団の養成所で一番有名な文学座を選んだって感じです。


―ありがとうございます。それでは次に田尻さんお願いします。


田尻:私、高校で進路を考える時に、凄い突発的に「役者になろう」って思ったんですよね。なぜかって言うと、その頃私の親しい人がいなくなるみたいな事が何回かあったりして。その時に、「私が今死んだら誰に覚えてもらえるだろう?」とか、「今まで人から言われた事しかやってないから、私何も残せてないな」と思って。じゃあ人と違う事して何か残さないとって考えて、自分を変えよう、変えるには何をしたらいい、別の人物になってみないと分からないなって思って安易に考えたのが役者だったんです。そこからはめちゃくちゃ周りに反対されたけど気合いで勉強して東京の大学来て、何も分からなかったからとりあえず有名って言われる大学の演劇サークルに入って4年間ガムシャラに演劇をしてたんだけど。

就活の時期になって、私は一生役者をやっていくってマインドでいたんだけど、親戚とか親から「あんた就職どうするん?」って言われて、「役者続けるつもり」って言ったら、「え?」みたいな。「大学4年間のやりたいことじゃなかったの?」って言われて、私が夢を目指してやってたことがそうじゃないって思われてた事にショックを受けて…。そこで一旦就活をやってみたけど、どうしても演劇しかやりたくないっていう気持ちが勝って。で、実際この先ずっと役者やってく上で圧倒的に知識と経験と技術が足りないって思ったので、研究所バーって調べたら文学座っていうのが出てきて、一番最初に受かったのが文学座だったから、もうここにしようって決めて文学座に入った感じです。


―ありがとうございます。それでは最後に村田さんお願いします。


村田:私は一回社会人を挟んで入ってきてて、元々はお芝居との出会いというか、役者になろうっていう考えがあんまりなかったんです。小学生の頃から音読の授業が好きだったんですよ。私、口下手な人間で、話聞いてるだけの方が楽というか、コミュニケーションの一環として頑張って喋るんですけど、基本的に自分の中で考えを巡らせる事がメインの人間なので、考えてる事とか感情を小説の文章が代弁してくれてるような気がして好きだったんですよね。

演劇との出会いになるかは分からないんですけど、小学六年生の頃友達に演劇クラブに誘われて入って、絵本の『100万回生きたねこ』の最後に猫を亡くして号泣する王様の役をやらされて、その時に初めて舞台っていうものに立ちました。ただ、そこで手応えっていうものは感じなくて、音読の方が楽しいなってずっと思ってたけど中学も演劇クラブにずっと入ってたんです。高校は演劇部が廃部状態になってて、歌ったり踊ったりするアート活動みたいなものに協力してたけど、なんかそれにモヤモヤしてて。で、高校二年生の時に放送委員会の顧問の先生から「NHK主催の朗読の大会があるんだけど出てみないか?」って言われて、サン=テグジュペリの作品で何回か出場したんですよ。その時に私は歌とかダンスとかの表現よりも言葉を使って表現するのが好きなんだなっていうのに気付いて、演劇に強い大学で一回ちゃんとやってみれば変わるのかなと思ったんですけど、その時の担任の先生に「役者は食べていけないよ」って懇懇と諭されて…。


田尻:めっちゃ分かる。


村田:そうそう。「やっぱそうだよなぁ」ってなった結果、文系の大学に進んだんですよ。そこで演劇活動に興味のある子たちと小さい小屋を借りて自分たちの作った作品をやったりしてました。で、大学卒業した後に就職するか別のことやるかってなった時に、私は祥子ちゃん(田尻)と違って世間体を取ったんですよね。親の期待じゃないけど、真っ当に生きていったほうがいいんじゃないかみたいな所を取ってしまって、何よりも歩み出したはいいけど向いてないってなった時に怖い部分が大きくて。就職して観客側として生活してたんですけど、観客席に座って感動を受け取るだけなのが段々辛くなってきて、「一回しか生きられないんだったら挑戦してみたいな」と思って文学座を受けました。一応会社に辞表を出してから受けたので、ダメだったら仕事も無くなるし文学座にも入れないみたいな状態でした。

文学座を選んだ理由は、昔芦田愛菜ちゃんが有名になった『Mother』ってドラマがあって、その中の「うっかりさん」って呼ばれてるお婆ちゃんの役を田中裕子さんがやってらっしゃって、その演技にめちゃくちゃ感動しちゃって。で、田中裕子さんが文学座の出身だと分かって、文学座を調べた時に樹木希林さんとか他にも私が感動した有名な人たちを輩出していたので、「じゃあ文学座にしよう」と思って文学座だけを受けて今ここにいるって感じです。

村田詩織

③ 三年間の思い出

―研究所三年間で印象的なことは何ですか?


田尻:全部ですね!


―以上ですか。


一同:(笑い)


田尻:全部思い出ではあるけど…でもめっちゃ楽しいなって思ったのは二年生になってからかな。本科と研修科一年の時は、とりあえず上手くなりたいっていう一心で必死だったんだけど、どっちかというと「座員に残る残らない」とか「売れる売れない」とかそういうコンプレックスが大きくて。そればっかり考えて芝居したり周りの人との関係を築いたりっていう意識があったんですけど、「あと一年やし好き勝手やったらええかぁ!」って思ったら、同期と芝居するの楽しいし、後輩みんな素敵やし、っていう気持ちで本当にこの1年ハッピーって感じ(笑)。だから研修科二年生が楽しかった。


村田:私にとって本科は「研修科に残る残らない」もあるし、「演劇向いているか向いていないか」を自分でも見極めるし見極めてもらうような印象が強くて、苦しい思いが多かったんです。ただ、衝撃的だったのも本科でした。『女の一生』で鵜澤秀行さんが昼間部の演出をしてくださったんですけど、私結構反抗的な人間で順応しきれないところがあって(笑)。鵜澤さんの演出に対して「もう一回やらせてください」みたいなことを反抗的な態度で言ってしまった瞬間があったんですよ。その時に鵜澤さんが、「お前のためにやってるんじゃねえんだ、この稽古は」って仰って、「ああ、自分勝手だったな」って(笑)


―ちゃんと怒られたんですね(笑)


村田:ちゃんと怒られて(笑)。ただ、その後の休憩時間で「さっきはすみませんでした」って謝りに言ったら「その怒りが欲しかったんだ」みたいなことを言われて。私が演じたのは4幕のけいだったので、沸々とした怒りの感情が腹にあるけど、それを表立って出してはいけない役で。でも、まずはちゃんと怒りが無いと始まらないから、鵜澤さんが熱心に言ってくれたんだと思うんですよ。その瞬間に「あっ、お芝居面白いな」っていうのを感じて。

研修科に上がって1本目の発表会が鵜澤さんの演出で(2021年度研修科発表会『家を出た』)、その時は「作品の中でこの人はこういう立ち位置だから、こういう立ち振る舞いをするべきだ」みたいな役割を重視する演出で、あんまりバッチバチバトルはなかったんですけど。本科の時と違って、研修科の時は鵜澤さんの演出を冷静に見れる部分もあって、時間を置くことでこんなに色々見え方が変わるんだっていう面白さを感じる事ができましたね。というわけで、私の思い出は鵜澤さん絡みのものが多い(笑)


稲岡:印象的だったのは、入所して初めての本科発表会『わが町』かな。演出が中村彰男さんで、「会話すりゃ良いんだよ」「そこにいりゃ良いんだよ」の二つぐらいしか言ってないみたいな演出だったんだけど。俺が一番最初に三谷幸喜さんの芝居を見たときに「その場に本当にいて会話しているように見えるのすごい楽しそうだな」って思った原体験みたいなのがあったから、それをそのまま演出の彰男さんが言ってて、なんか、「そうだよね!」みたいな(笑)。それはいざやるってなったら難しいんだけど、それを一番大切にして演技すれば良いんだろうなって思ったのを覚えてるかな。と言いつつ、そこから色んな演出家と色んな作品をやってきて、どんどん「あれ、これどうすればいいんだ?」ってなることがあるんだよね。何を取捨選択して芝居すればいいのか、どんどんわからなくなるみたいな。本科のときは入門編みたいなとこもあるからあんまり多くを求められてなかったと思うんだけど。


田尻:わかんないけど、自己を確立してきたってことじゃない?色んな知識、経験を経て、自分の中で「自分はこうかな」っていう指針が二年で確立できてきたからこそ、色んな人から言われたことに対して「本当にそうなのかな?」って思う部分があるとか。


村田:自分の中で指針ができてきたからこその悩みみたいな?


田尻:うん。取捨選択をする迷いがあるのは、「自分の好きな演劇はこれだ」って納得した部分が心の奥底にあるからであって、取捨選択を「できる」ようになってるんじゃない?「しなきゃいけない」じゃなくて。そういうことが選べる人間になってるんじゃないのかな。


―ある意味視野が広がったみたいな。


田尻:そうそう。がむしゃらに何でも食べるみたいなのじゃなく、ちゃんと自分が好きな物も苦手な物もあるっていうのは、自分の脳のキャパシティが増えたからじゃないかな。だから、成長してるんだよ。ちょっと偉そうに喋りすぎたわ、ごめん(笑)


―いえいえ。演技の指針の話が出ましたけど、稲岡さんにとっては、中村彰男さんの「今、相手としゃべれば良いんだよ」みたいな教えがやっぱりルーツになっているんでしょうか?


稲岡:そうだね。ここに入って一番最初に教えていただいたことだし、そうだよなって思ったし…他の演出家の方も結局同じことを言っていると思うんだけど、いかんせん難しいよね(笑)



④ 将来について

―皆さんの将来の目標、やりたい事などを教えて下さい。


村田:将来は、豆柴を飼いたいです。


―かわいいですね。


村田:ただ、豆柴を飼うっていうと、財力とその⋯(笑)、ライフワークとのバランスがやっぱり大事なので、飼いたいっていう希望は持ちつつも、豆柴を幸せにできる環境が整うまでは我慢する理性も持っています。


一同:(笑い)


村田:役者として生きていきたいというよりも表現に携わっていたいっていう方が大きくて、できれば自分が表現する側でありたいっていうのは思ってます。ただやっぱり、私の中で自分自身に対する見極めみたいな自問自答がこの数年続いている状態なので、この先どうなるかっていうのは分かってないですけど、ありがたいことに私には職歴があるので、再就職が難しくなるギリギリの年齢までは自分を試していきたいなと思ってます。


―ありがとうございます。


稲岡:えー、とても漠然としていますが、僕は、より良い人間に今後なりたいなと…。


村田:(笑い)


―これまでの卒業生インタビューの中で一番漠然としてますね。


一同:(笑い)


稲岡:いや本当により良い人間に僕はなりたいですね。今よりもどんどん良い人間に。


―それは思いやりのある人間に?


稲岡:そうですね、いや本当に。それはやっぱりお芝居に真剣に取り組めば、どんどん達成されていくことだと僕は思ってるんで。


ー人間力みたいな。


稲岡:そうですね。より良い人間になるためにお芝居をしたいし、より良い人間としてお芝居をしたいなと。


―すごい良い言葉です。ありがとうございます。


田尻:(拍手)


―では最後に、田尻さんお願いします。


田尻:え、私⋯。でもやっぱり、演劇始めた動機でも言ったけど、何かを残して死にたい…

この世に何かを⋯。


一同:(笑い)


田尻:形あるものじゃなくていい。何か人々の⋯(笑)


一同:(笑い)


田尻:形あるものじゃなくていい。何か人々の⋯(笑)


―人々の心に刻むものを残して死にたいっていうことですね。


村田:歴史でも心でもね、何かしらね、刻んでいきたいよね!


田尻:そういうこと!(笑)


一同:(笑い)


田尻:漠然としてるけど、出たい舞台とか好きな演出家とか、いっぱいあるから。映画にも出てみたいし映像やってみたいし。あと、野田秀樹さんの芝居には絶対出るっていう。もし仮にこの世に何かを残せなくても野田秀樹さんの芝居には出たいと思ってます。


―ありがとうございます。



田尻祥子

⑤ 61期へメッセージ

―最後に61期へメッセージをお願いします。


田尻:私がこの一年楽しく芝居ができたのは、同期と、親しみやすくて付かず離れずの距離で楽しく自由に芝居をしてくれた61期のおかげなので。本当にみんなのおかげで楽しく芝居できたよ、ありがとうって思ってる。みんな来年、楽しんで芝居してね。


ーありがとうございます。それでは村田さんお願いします。


村田:私結構、61期羨ましいなぁっていう印象があって。私自身が結構頭が硬い人間なので、柔軟な魅力というか、人間的な面白みがすごい。60期も勿論あるんだけど、61期の子たちを見てると、「いいな~この個性」みたいに思うことがすっごい多くて。特に『カスケード〜やがて時がくれば〜』(2022年度研修科第一回発表会)みたいな個性バトルみたいなやつ観ると本当にそう思っちゃうんですよ。『キル』(2022年度研修科第二回発表会)とかも、どっちかっていうと個性バトルみたいな感じだったし。

だから皆が今まで積み重ねてきた色んな人生というか、人間としての面白みはすでに土壌としてあると思うんだけど、よりそれを広げていってほしいなと。で、私はそういう皆を見て、「自分ももうちょっと人間的に面白みのある人間にならなければなぁ」と常々考えてます。やっぱり立ってるだけで面白い人とかもいるわけじゃん、目を引いてしまうみたいな。そういう人が持っているものって何だろう、私にもそこに近付けるものがあるのかなぁ、みたいなのを常に考えてます。そういう視点も含めて、今回参加してくれてる一年生を、失礼だけど研究対象みたいな目で学びとして見させてもらってるので(笑)。だから卒業まではもうちょっと61期から私自身学ばせてもらいたい。

61期は皆の素晴らしいところをより豊かにしていってもらえたら、61期の卒業公演ですごい面白いものができるのかなって思ってるので、楽しみにしてます。


田尻:めっちゃええこと言うやん…


―すごい良い上司の言葉⋯


村田:いやいや(笑)


―それでは最後に稲岡さんお願いします。


稲岡:61期ね。俺がそう見えてるだけかもしれないんだけど、良い気楽さがある人が多いなって俺は思うんだよ。それは自分が気楽に物事を捉えられない人間だからかもしれないんだけど。だから、すごい良いなぁ⋯。まあ、それぞれ勿論悩みはあるだろうけど。


田尻:飄々としてる。


村田:リラックスしてるというか。


稲岡:そうだね、人間としてしっかりしてるなって思うし。

この一年で、芝居の面ではまだ見てない顔もあるだろうなって思うから、来年も観に来たいと思います。


―ありがとうございました!


インタビュー:山下瑛司清水芽依

写真:桜田祥太朗

文字起こし:61期研修科

記事編成:久米俊輔

0コメント

  • 1000 / 1000