2019年度研修科3本目の発表会は『少女仮面』(作:唐十郎、演出:小林勝也)です。
次になにが起こるかわからない小林勝也さんの稽古場。
唐十郎×小林勝也×研修生たちの化学反応はどう起きるのか!?
クリエイティブでユニークな稽古場の様子を全3回に渡ってお届けいたします!
第一回は研修科1年生の小林彩による稽古場レポートです!
"予測不可能"!「とにかくやってみる」稽古場…
はじめまして。研修科1年の小林彩と申します。
第二回発表会『阿Q外傳』は、皆様のおかげで無事に終演いたしました。ありがとうございました。
さて、次回の発表会となる『少女仮面』の稽古が8月26日から始まりました。
今回のレポートでは、稽古初日から現在までの稽古場の一日の様子をお伝えします。
『少女仮面』は唐十郎さんの作品です。演出は小林勝也さんです。
唐十郎さんも、勝也さんも、私にとっては未知の方々です。
(演出の小林勝也さん)
『少女仮面』の稽古場では、台本を読む前に、身体を使ったゲームをします。
一日の稽古時間の半分はゲームをしています。
どれも、周囲への集中や瞬発力が必要なものばかりで、身体の見せ方、言葉の伝え方、演劇の原点について、考えさせられました。
ゲームの一つをご紹介したかったのですが、文章で再現することが困難であるため、写真を掲載します。
観せること、観られていること、舞台に居ること、芝居を観ることは、難しいです。
(ある日の身体を使ったゲーム。スローモーションで火を発見する人を表現しています。)
読み合せもします。
勝也さんは読み合せの段階でどんどん動きます。
「まず、やってみよう、動いてみよう、その方が楽しいから」
読むというよりは既に舞台に立っているように感じます。大道具も使います。
読んでいる人も周囲で観ている人も次にどんなことが起こるか全く分かりません。
勝也さんは一場面を作るとき、その瞬間に起こっていることを楽しんでいると思います。
そんな勝也さんを見ていると、
舞台上で行動することを恐れていては何も始まらない
と感じました。
『少女仮面』にはいくつか劇中歌とダンスがあり、それも見どころです。
勝也さんは研修生と共に劇中歌を歌い、踊ってみせます。
勝也さんのいろいろなアイデアで、
研修生たちはすごくイキイキ歌い踊り、『少女仮面』の世界を楽しんでいます。
私もこの世界を存分に楽しみ、お客様にも楽しんでもらえる舞台を作っていきたいと思います。
稽古後は小道具・大道具を手作りしています。
皆んなでアイデアを持ち寄り、身近にある材料を使い、手探りで一から作っていると、自分たちが『少女仮面』の世界を作っていると強く感じます。
衣装も同じように作り始めています。
『少女仮面』では、道具・衣装も見どころのひとつです。
明日の稽古場では何が起こるでしょうか、、、
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
次回の稽古場レポートもお楽しみに。
『少女仮面』是非お越しください。
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