初めまして。研修科1年の森寧々です。
初めての稽古場レポート、緊張しております。どうぞよろしくお願いします。
さてさて、演出部をメインに立ち稽古の仕込みをし、いよいよ立ち稽古が始まりました!
(稽古場仕込みの様子)
立ち稽古が始まりはやくも2週間が経ちました。『阿Q外傳』の世界がどんどん立ち上がってきています。
私は未だに稽古場に行く前は緊張します。まだまだですね。
一つ一つの台詞の音や言い回しを大切にする鵜澤さんの立ち稽古、一体どういう演出をなさるのだろう、、?と思っていました。
(稽古中の鵜澤さん)
大事にされているのは
・台詞を誰に言っているか
・相手との距離の中で話す
・身体と連携させて台詞を言う
動いているとやはり動くことに集中してしまい台詞がおざなりになることもありますが、
そこを鋭く指摘する鵜澤さん。
読み稽古で仰ったことは今後どんな場面でも大切にしていくべきことなのだなと思いました。
そして鵜澤さんから教えていただく中国の文化や伝統。自分達なりにきっちり調べているつもりですが、やはりまだまだ知らないことは沢山あります。
(動きを指導する鵜澤さん)
また鵜澤さんは、私たち役者が出来るようになるまで何度でも向き合ってくださいます。
馬鹿野郎!
違う!
こうだろうが!
怖いのですが(笑)、私たち研修科が感じているのはこの怒号の中には愛がある、ということです。そしてただ怒鳴るのではなく、1人1人の性格に合わせてのご指導をしてくださっていると感じます。
そしてこの怒号の中でいかに冷静に、かつ一瞬にしてダメ出しの意味を考え鵜澤さんの仰っていることを理解するというのは、
役者として生きていく上で、今後どんな場面でも必要とされることだと感じました。
そしてそして、今回は
中国が舞台!
ということで、小道具から仮衣装、髪型まで全員が知恵を振り絞って工夫をしており、見ているこちらはとても楽しいです。
衣装探しも、普通のお店にはもちろんないので、中国のサイトから見つけたりして、普段見ることのない服を見るのも楽しいです。
(とあるワンシーン)
今回の『阿Q外傳』、昔の中国の伝統は驚くようなことばかりで、悲惨で切なくて胸を締め付けられるような場面もあります。現代に生きる私達では、理解出来ないようなこともあります。
だからこそ、現代に生きる皆様、1人でも多くのお客様に見ていただき、何か少しでも感じ取っていただけたら幸いです。
あと約4週間、研修科全員一丸となって頑張ります!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回はアトリエ入りのレポートです!
お楽しみに!
文・森寧々
0コメント