今回は卒業発表会を間近に控えた研修科2年生(60期)のインタビュー第2弾です。
「ヴェルシーニン役、稲葉歓喜」「ナターシャ(B)役、上村亜未」「マーシャ(B)役、石森咲妃」「演出部、宮城円香」にお話を伺いました。
➀『三人姉妹』について
―卒業発表会『三人姉妹』の作品やご自身の役についての印象を教えてください。
稲葉:作品については、昨年も『三人姉妹』(研修科59期卒業発表会)に出演したのですが、今回違う役を演じたことで新しい発見が多々ありました。
あとは、去年のノートとか台本を読み返して、高橋正徳さんのダメ出しとか解釈を照らし合わせてみるとやっぱり全然違うところもある。高橋さんと松本祐子さんの男性と女性の見方の違いとか、そういうのも面白いなって思いました。
役については、去年見た感じだと(今回演じる)ヴェルシーニンはすごく難しそうだと思っていて。特に最後のマーシャとの別れのシーンで、マーシャを押し倒すところの動きとかも大変そうだなって。セリフも多いし…。でも良い役だなぁって。
こんな役を今後やらせてもらえることってないだろうからすごいありがたい。研究所でしかできない役だから嬉しい。
あとは、祐子さんが言ってたけど「稲葉はいつもニコニコしてる」みたいな。それは結構自覚があったから、今回そこも挑戦的というか。クルイギンとか男爵とかだったらまだ素の自分に近かったけど、今回は大変です(笑)。
―ありがとうございます。同じく昨年も出演された石森さんはいかがですか?
石森:作品の印象は、かんちゃん(稲葉)が言った通り、去年とまず解釈自体が全然違うと感じるところがあって。
あと個人的には、今回演じるマーシャと昨年演じたナターシャは出る場面がほとんど違うから、本当に別の作品をやってる気分で稽古してますね。
元々、私はチェーホフ作品が凄い好きで。一番好きなのは『かもめ』で、昨年『三人姉妹』に出演して苦戦したけど楽しかったから、今回も『三人姉妹』に決まり、私自身はとても楽しくやってます。
役については、私は男性との芝居はよくやるんだけど、今回みたいな両思いだけど結局剥がされるみたいな、恋愛にドラマがあるのは初めてやったかな。マーシャを演じていると「この感覚知らない」みたいな、今まで芝居をやっていて感じなかった危機感とかハラハラとか愛情とかを感じていて。毎日違う感覚と出会えて面白い役だなぁって思いますね。
(石森咲妃)
―ありがとうございます。上村さんはいかがですか?
上村:私は『三人姉妹』大好きなんです。私は前回出ていないのですが、見たときに「この作品超面白いな」って。実際今回稽古していて、祐子さんのアプローチ的に、前回見た感じと目立つ人が違う気がする。フェラポントもアンフィーサもソリョーヌイも、全然アプローチとか目立ち方が違う印象かな。昨年と今年、どちらも大好きだけど!
『三人姉妹』の好きなところは、祐子さんも言ってるけど、誰も変な人がいないところ。皆「こういう人っているよね」という普通の人で、人間臭い感じかな。
役については、ナターシャが特に凄い好きで(笑)。昨年見た時にすごく印象に残る役で。でも、それも祐子さんの演出ではまた全然違って。
―確かにナターシャは男の僕でも共感できるというか。結婚して子供ができて家を守りたい、みたいな。側から見たら狂気的に見えるところもある感じの人は、結構身の回りにいるなって。近所のおばちゃんとか(笑)。
上村:そうそう。ただ良かれと思ってやってることなんだけど全部空回りして、なんか嫌なおばさんに見えてるような(笑)。
―でもナターシャにはナターシャの正義があるし。
上村:そうそう。
石森:なんか去年の私(ナターシャ)の気持ちを祐子さんが代弁してるみたいなシーンがあって面白い。「そうそう!その気持ちだったんです去年!」みたいな。
一同:(笑い)
―ありがとうございます。最後に演出部の宮城さんお願いします。
宮城:私は去年、途中から稽古場にいて作業しながらだったから所々しか見てないんですけど。そもそも翻訳が違うのもあるかもしれないけど、だいぶ作り方が違う印象があるなって思っていて。今回は読み稽古から参加できて、皆が稽古を積み重ねて関係性を構築していく状態を見られて面白い。
演出部って演技エリア側にいる人じゃないから、皆とはちょっと違う感じで見えてるのかなって思う。毎日違うし、毎日積み重なっていってるなって思うところがあったりするし、去年と比べても作り方が違って面白いです。
―『三人姉妹』で好きな役はありますか?
宮城:それぞれの役が全体で見るとヤバい人だなって思っても、その人の立場になって考えると共感できる部分がある。でも全体で見ると噛み合ってないところがあって、どの役も可愛い(笑)。
一同:わかる!(笑)
―空回っているのが、ある意味喜劇のようなところもありますよね。
一同:うんうん、「人間」って感じ。
②演劇、文学座との出会い
―演劇を始めた理由と、文学座を選んだ理由について教えてください。
上村:私は中学校の文化祭の出し物でずっと演劇をやっていて、高校へ進学するときに先生が演劇の強い高校を案内してくれて。でもそれが通える距離じゃなくて(笑)。だから、家を離れて高校から寮というか一人暮らしみたいな感じで。
一同:えー!
上村: それから高校卒業後の進路の話になった時に、演劇部の顧問から文学座とか青年座とか無名塾とか新国立劇場とかいろいろ教えてもらって、そこで初めて文学座を知った。だから、演劇との出会いっていうと、全て恩師のおかげ。
親は私が東京に行くときにすごい心配してたけど、でも文学座に受かったから、「よし、じゃあ行くしかないんじゃない?」って。
(上村亜未)
稲葉:俺、高校演劇って観たことないんだけど、どういうこと教えてもらうの?
上村:思い返してみたら今と近いことを言われることもあったけど、未経験者ばかりだから、まずこの場(舞台)に立つことができなかったりする。あと、しゃべりながら動くってことを、みんなで徐々にやっていくって感じで…。だから、役と役の関係性とかパワーバランスとかをしっかり知ったのは、研究所に来てからかな。高校の時に稽古をしていて上手くいかなかったことを、文学座で指摘してもらって解消できたことが多々あって、「めっちゃやりやすい!」って思ったね。
―ありがとうございます。次に石森さんお願いします。
石森:演劇に出会ったのは、中学1年生の終わりごろぐらい。それまでわたし新体操をやっていて、クラブチームに所属して大会にも出ていたけど、厳しい世界だから…。怪我の影響もあって辞めてしまって。その時の担任の先生が演劇部の先生で、しかも学年に誰も演劇部がいないから、「あ、これは居心地よさそう」って思って演劇部に入ったのが最初(笑)。
高校の時は、亜未(上村)みたいな強豪演劇部では全くなくて、好きな台本持ってきてみんなで読みながらお菓子食べて、テスト前はお菓子食べながら勉強して…みたいな感じだった。
でも台本読むのは好きで。大学に行くときになりたい職業も無くて、それならもう少し真面目に演劇やりたいと思って、演劇系の大学に入ったという流れですね。
私が初舞台を踏んだのが大学2年生の20歳の時で、その時の演出家が文学座の研修科を卒業した方だったのね。そこで初めて新劇というものをやって。斎藤憐さんの『ムーランルージュ』という戯曲をやらせてもらって。それがすごい面白くて、「これを仕事にしたい」って思って、4年生までずっと芝居ばかりやってた。
卒業後のルートとしては文学座か新国立劇場か、みたいな感じで。私はどちらも願書を出したんだけど、『女の一生』が大好きで台本を読んでいたから、入るなら文学座がいいと思っていて。ありがたいことに合格したから、入所を決めましたね。
―ありがとうございます。それでは次に、演出部の宮城さんお願いします。
宮城:私は小さい頃から地元の子ども劇場という鑑賞会に参加していたので、演劇を観る機会がたくさんあって。その頃からやりたいと思っていたわけではないんだけど。それで、中学生の時に学校の演劇鑑賞会で、舞台の世界ってすごいなーと思って。何かを作ったりするのは好きだったから裏方に興味を持って。でも興味はありつつも行動に移せなくて。
高校三年生の秋にやっぱり大学で舞台のことをしっかり学びたいと思って、舞台美術が学べる大学を受けようと。
―高校三年生の秋ってだいぶギリギリですよね…(笑)
宮城:そう(笑)。その大学が美大系だったから絵を描かないといけなくて、そこから絵を毎日描いて、ギリギリ合格して。その大学で舞台美術とか演劇系のことを学びました。
文学座との出会いは、演劇史とかの授業で名前が出てきたり、大学の職員室の廊下に願書が貼ってあったりしたけれどよく分かっていなくて。就職を考える時に、舞台の裏側とか演出部みたいなことに興味があるけど、会社に入ったらその会社のことしかできないのかなって思って。大学では舞台セットを作る機会は多かったけど、文学座のように実際に稽古を観るという関わり方は無くて。
一同:へえ~!
宮城:そう、あんまり無くて。本番は演出部で転換をすることはあったけど、授業の時間は舞台セットを作るので精一杯だから、稽古を実際に観る機会があまり無くて。演出部がどういう動きをするのかとかもっと実践的なことを学びたいなぁと思っているときに、文学座の乘峯雅寛さんのもとでアシスタントをしている大学のゼミの同期の子がきっかけで文学座に入ろうと思いました。
稲葉:作る側に回りたいと思ったのがすごいと思ったんだよね。やる側に回りたいと思ったことはなかったの?
宮城:思わなかったなぁ。私、めっちゃ緊張しいだから、習い事とかの発表会で「もう出るのは無理!」って思って。
一同:あー-!(笑)
―ありがとうございます。それでは最後に、稲葉さんお願いします。
稲葉:俺はずっとスポーツをやってたのね?高校までずっと野球をやっていて、しかも高校は甲子園も行くような強豪校で。でも、俺はベンチに入れずに三年間終わったから、注目を浴びるポジションではなくて、ずっと見ている側だった。
大学ではダンスとかキラキラしていて気になったけど、何を間違ったかアメリカンフットボールをやって。
一同:(笑)
稲葉:野球で認められなかったからアメフトで認められたくて、そこではポジションも良いところになったけど、結局試合の結果は残すことはできなかったの。
大学四年間終わって就職するつもりだったけど、ずっと映画が好きで「俳優」は格好いいと思っていたからさ、やっぱり映画が気になって。その時渋谷の小さな映画館に「自主製作映画俳優募集」みたいなチラシがあったのね?それを見て、この機会に応募してみようと思って、メールしてみたのよ。その人は仕事をしながら映画作りをしていて、その人と一緒映画を作ってコンペに出したの。そうしたらそれが入選して。
一同:へえー!すごい。
稲葉:その時は俺、全然演技したことがなかったからさ、もうとにかくやってみるみたいな感じ。入選して、そこから興味を持ち始めて、これを機会に続けたいと思って。俺、一番好きな映画が『東京物語』だから…
一同:へえー!
稲葉:それに杉村春子さん出てるじゃん。杉村さんが文学座だということを知って、文学座が気になって、松本祐子さんのワークショップを受けたのよ。
そこで初めて演技を教えてもらって面白くて、59期の代に文学座の入所試験を受けたけど、俺二次試験で落ちちゃったの。その一年間はやっぱり文学座に入りたいなと思いながらフリーターとして過ごして、60期で受かったんだよ。それが、文学座との出会い。
―ありがとうございます。
③三年間の思い出
―研究所三年間で印象的なことは何ですか?
稲葉:やっと文学座に入ることができたけど、コロナで6月開講になって。だから、その二か月すごい不安で。いざ始まったらマスク着用だったけど、教えてもらうこと全部が新鮮過ぎて、本科時代は毎日すごく面白かった。周りもみんなほぼ年下だけど、演技に関しては経験者も多いから、とにかく仲良くなりたかったし、いっぱい知りたかったから、本科の一年はすごい楽しかった。
あと寺田路恵さんの朗読の授業で近距離で声を聞いたとき、「これがプロの女優なのか、俳優なのか」ってすごい衝撃を受けた。
(稲葉歓喜)
―ありがとうございます。石森さんはいかがですか?
石森:『わが町』の稽古で演出の中村彰男さんに「何か(ダメ出し)ないですか?」って言ったら、彰男さんがすごい優しい顔をしながら、「君は気分が乗ってる時と乗っていない時、すぐわかるねえ。」って言われて(笑)。
一同:(笑)
石森:「うわ、めっちゃ恥ずかしいー」って思ったけど、自分でも課題だと思っていたところだったから。うわーって思ったのと同時にすごい嬉しかった言葉だったね。
―ありがとうございます。次は上村さんお願いします。
上村:私は本科の時に、演出家さんにダメ出しをいっぱいもらうとか特に苦労したっていう感じが個人的にはなくて。だけど、本科の卒業公演後に祐子さんの授業があって、そこでいろいろ言われたんだよね。例えば、喧嘩のシーンで「止めようと思ってんだったら止めに行けよ!!」みたいなことを言われて(笑)。 祐子さんのインパクトはすごかったね。でも、この人すごく好きだと思って。
そのあと研修科に上がって、最初に出演した発表会の演出が祐子さんだったから、うわ!って思って(笑)。楽しかったけどね。卒業公演も祐子さんだから、すごく嬉しい。
石森:あー、でもそれは一緒だわ。「祐子さんで始まって祐子さんで終わるんだね」みたいな話をしたわ。
あと個人的に『Scenes from the Big Picture』(2021年第2回研修科発表会)が一番悔しく終わってしまったから、今回こそリベンジというか。
一同:あー。わかるわかる。
―どうして悔しいのですか?
石森:研修科で初めての芝居だからやりたいことはたくさんあるのに、ビールを注ぐとかの所作が多かったり、芝居の面でも自分の未熟な部分がたくさんあることを痛感した。消化しきれないことがいっぱいあって…。祐子さんのダメ出しは「めっちゃ分かる!」って思うのに、それが出来ない自分が悔しかった。
宮城:『Scenes ~』が悔しいっていうか心残りなのは分かる。小道具も多かったじゃん。毎回叩きつける小道具が壊れるから、一回作ったあとにベニヤ板とか段ボール仕込もうって言ってまた作り直して。ギリギリまで小道具作っていて、通しのときは時計を見て戻って転換に行くみたいな。
一同:ありがとうございます。本当に。
宮城:いま思うと、すごい準備不足だったな~、もうちょっと上手く出来ることあったよー、ってすごい悔しいけど、その分学ぶことや初めて知ることが多くて嬉しかった。
石森:(稲葉に)何で悔しいんですか?
稲葉:私はねえ(笑)、いろいろ言われて頭いっぱいになって、とりあえず言われたダメ出しだけをこなす芝居を一回やったのね。そうしたらその瞬間に祐子さんに「そんな芝居見せんじゃねーよ!」みたいなことを言われて。俺すごいびっくりして。「演技って見えないのに伝わるんだ」みたいな。だから怒られたのはある意味嬉しかったな。スポーツは全部答えがあるじゃん、勝ち負けとか。でも演技は答えがない。「だから俺がどんな風に思っていたとしてもどうせ分からないだろ」みたいなのがあったんだと思う。そういう芝居がばれたのが、衝撃的な体験だった。
でも結局『Scenes ~』はいっぱいいっぱいで終ってしまって、研修科の発表会の中でいちばんやりきれなかった。最後祐子さん演出で終われるから、少しでも前と違った姿を見せられたらいいなって思う。
―ありがとうございます。
④将来について
―皆さんの将来の目標、やりたいことなどを教えてください。
宮城:この一年間、「来年以降どうしよう」ってすごい考えて、未だに悩んで。今は将来の目標はないけど、流れに身を任せて生きていこうかなっていう。
石森:境地にたどり着いてるね。すごい。
宮城:やりたいときにやりたいことが出来るように準備はしつつ、ゆるゆるといこうかなって感じはします。
(宮城円香)
稲葉:私はね、11月に初めて外部の舞台に立つことができて、しかもありがたいことにそれでお金を受け取って、仕事として成立させることができて。その経験もあって、今俺バイト3つ掛け持ちしてるから、自分の好きなことを仕事にして、自立した生活ができたら幸せだよなあっていう風には思うね。
あとは家族や大学の同期が今も心配してくれているから、そういう人たちに恩返しできたらなって思う。
上村:本当に親にはずっとお世話になってるから、今やっていることをベースにしてしっかり返せたらなって思う。自分のやりたいと思ったことに正直でいたい。表に立つ仕事でお金をもらって食べていくっていうのは難しいだろうけどやりたい。全部やりたいんだよね。舞台とか、映像もやってみたいし。本当にこの一年はずっと将来のことを考えてた。
石森:分かるよ。何度も話したしね。
上村: あとは、演劇とか舞台とかがもっと身近になったらいいのになって、すごく思う。
―全演劇人の願いです。
石森:私は『三人姉妹』をやるって決まった時から目標にしたいことがあって。芝居人生の間にオリガとイリーナをどこかで絶対にやりたい。コンプリートしたい。
一同:へえー!
石森:昨年の卒業発表会とは読み解き方が全然違ったりとか、自分の考えが至らないところにドラマがあったりして。じゃあ3回目4回目とやったらもっと発見できるのかなとか、前回演じたナターシャから見えてた世界と、今回のマーシャから見える世界があまりにも違うから、面白いと思って。そんなすぐにやれるほど簡単な戯曲ではないけど、生きてる間にやりたいなあって思っています。
あと全然関係ないけど、60期の研修科メンバーでどっか遊びに行きたい。
一同:そういうのもいいね!行きたい!
⑤61期へメッセージ
―最後に61期へメッセージをお願いします。
上村:すごく魅力があるよね、個々に。
石森:60期も「うわあー、なんか個性が強いな」と思ってたけど、61期生の方が個性強かった(笑)。刺激を受けるし…
上村:頑張らなきゃって思う。めっちゃ影響をもらった。素敵な人たちがいっぱい。
宮城:私は今年あんまり発表会につく機会が少なかったから、あんまり関わり持てなかったけど、もっと話したかったな。
一同:うん、そうね。
宮城:あとは、自分もそうしたいと思いつつできないけど、ここは座員の先輩方も近くにいるから、いろんな人と遠慮せずに話したり相談したりしたらいいと思う。
演出部だと本公演に同行させてもらう機会もあって、演出部の先輩方にも演出志望の方もいれば照明の方もいて、感想とかを聞くとそれぞれ視点が違って勉強になる。
好奇心を失わずに頑張れ!
稲葉:61期のみんなそれぞれひとり暮らしだったりとかお金がなかったりとか大変だと思うけど、3年間あっという間だから、発表会に出られるのなら出た方がいいんじゃないかなって、俺は3年間やってきて思った。
一同:うん、思う思う!
稲葉:3年間終わったらやりたくても、やれなくなっちゃうし。高橋さんが去年の『三人姉妹』の稽古で言ってたけど、「セリフを言いたくても言えない人たちがいるのだから、セリフがあることがどんなに幸せかを考えた方がいいよ」って。学べるうちに学んだ方がいいよってことをみんなには言いたいかな。
0コメント