(↑演出の鵜澤秀行。この写真は本番で使う文学座新モリヤビルで撮影したものです。)

ついに迎えた稽古初日。

今回は事前に配役が発表されている状態での稽古はじめとなりました。相手役と稽古前からシーンについて話している研修科生もチラホラ見受けられます。すでに稽古場の空気は充分に温まっているよう。見学をしている私（平体まひろ）にもその高ぶった気持ちが伝わってきます。

そこに研修科演出部２年・谷こころさんの「それでは稽古を始めます」という声掛けが。一瞬で場にピリッとした緊張感が加わりました。いよいよ初稽古スタートです！

まずは、演出の鵜澤秀行さんから研修科生たちにこんな言葉がかけられました。

研修科生たちは真剣に聞き入ったり、忘れまいとメモを取ったりしています。出演しない私はなんだか羨ましい気持ちになりもしましたが、ここは我慢。

自分自身（や、自分の経験）と役とが近いからこその、シーンでの実感の育て方。それは古典戯曲や自分とかけ離れた役に取り組むときと、また違う試みが必要になりそうだと感じました。

2018.05